親子ともにドキドキの小学校入学。少しでも小学校生活がスムーズに進めるように、新1年生におすすめする本を選んでみました。
- 入学が楽しみになる本
- 小学校の様子がわかる本
- 入学前の心の準備ができる本
- 新一年生が覚えたいことがわかる本
- 自分で物語を読むのにおすすめの本
- 新一年生の親におすすめの本

実際に50冊ほど読んで、厳選した30冊をタイプ別に紹介しています!
ぜひ、お子さんの入学準備や、入学祝いのプレゼントの一冊を選んでみてください。
なお、「防災」「防犯」などに関するおすすめの本は、「【小学生低学年向け】防犯・防災・交通ルール・健康がわかる本|おすすめ20冊レビュー!」で紹介していますので、そちらを参考にしてみてください。




【入学前に】入学が楽しみになるおすすめの本


おでめとうかいぎ
表紙の雰囲気とはちがい、「幼稚園の園バックがお話しだす」というおもしろい架空のお話です。
おむつや哺乳瓶など赤ちゃんの頃から使っていた者たちが次々とあらわれ、主人公に「今までこんなことがあったんだよ」と生まれてからのことを話してくれます。
「自分がどうやって大きくなったのか」がわかる本であり、我が子が生まれてからこれまでの出来事を思い出して、親がウルっときちゃう本かも?(実際に私はウルウルしちゃいました。)
後半になると、今度はランドセルなど小学校で使う者たちが現れ、「自分は園児から小学生になるんだ」と切り替えができる本です。
春休みまでに読むのがおすすめ。
ランドセルがやってきた
文字数も少なく「家にランドセルが届いた話」というなんともシンプルな絵本です。
これからランドセルを6年間使うことに夢が膨らませる内容で、買ってくれたおじいちゃんに感謝を伝える内容。
お子さんのランドセルを買ってくれた人への感謝の気持ちが持てる一冊です。
だいじょうぶかな いちねんせい
小学生に通っている人間の子どもたちが楽しそうに見えた熊と猿の子どもが、自分達も小学生になりたくて人間の姿になって入学するお話。
入学までのワクワクドキドキを味わえます。
小学校って楽しそうだね!と思わせる内容なので、入学前に読むのにおすすめの本です。
自由帳みせて!
ただただ、小学生が書いた自由帳が掲載されている本です。だからこそリアルなんですよね。
・すごろく
・あみだくじ
・マンガ
・占い
大人は懐かしい~!と思うものばかり掲載されています。逆に子どもは、楽しそう!今度やってみよう!と学校生活にワクワクさせられます。
幼稚園・保育園でのお絵かき帳とは違った楽しみが見つけられ、「自由帳」に夢が膨らむおもしろい一冊。
いち・にの・さんかんび
「学校がもっとすきになる絵本シリーズ」のなかの一冊。先生もクラスのみんなもいつもより張り切っている参観日の様子を伝えている本です。
主人公の男の子は、答えが分からないのに張りきって手を挙げてみたけれど・・・。
「失敗しても心配しなくても大丈夫だよ!」と、授業中に手を挙げることに苦手意識をもちそうなタイプのお子さんにピッタリの本です。
【小学校とはどんな場所か?】がわかるおすすめの本


いちねんせいのいちにち
小学校の一日が描かれている本です。この本の特徴は、自由時間が描かれていることです。
・朝の会が始まる前の教室の様子
・授業中、周りの子と話しながら問題を解いている様子
・トイレに友だちと行く様子
・休憩時間の廊下の様子
「先生の授業を聞いている」時間ではなく、子どもが自由に過ごしている様子が描かれていることで、よりリアルな小学校の様子がわかります。
描かれている子どもたちはみんな笑顔で、学校生活が楽しそうに描かれているのが印象的な一冊です。
いちねんせいのはる・なつ・あき・ふゆ
題名のとおり、小学校の春夏秋冬の出来事を紹介している本です。
特にこの本は、
・一年生の迎える会
・身体測定
・交通安全
など、入学してすぐに行われる行事について説明してあるのが特徴的です。
入学してすぐの緊張しているころの行事が、「本で読んだことがある行事」なら「しってる~」と安心する材料になりますよね。
一日の出来事ではなく、運動会や、プール、遠足などの楽しいイベントばかり書いてあるので小学校が楽しみなる絵本です。
1ねん1くみの1にち
表紙の通り、1日の様子を全て写真で説明しています。教室を上から覗いた角度からの写真で、自分が学校をのぞきに行ったように客観的に学校を感じ取れる本です。
特に印象的だったのが「朝、誰もいない教室に少しずつ子どもが登校してきて、朝の会が始まるまでの雑談タイム」が描かれいること。写真に写っている子どもたちに吹き出しが書かれていて、そのどれもが、「そんなことあったあったよね!」と大人がクスっと笑える吹き出しばかり。
ランドセルの中身や教室にあるもの紹介もあり、まじめに小学校の1日を説明するというよりも、面白おかしく1日を写真で紹介してくれます。
写真でわかるはじめての小学校生活
写真をもとに、1年生の一日や年間行事を教えてくれる本です。
・ノートの取り方
・連絡帳の取り方
・プリントの整理
・学童とは?
・通知表とは?
といった内容が書かれていることが特徴的です。
他の本ではあまり見ない内容ですよね。でも小学生が知るべき細かいことばかりなのでとても参考になる本です。
がっこうたんけん
小学校にはどんな部屋があるのか、入学後には「小学校内のたんけん」が行われることが多いです。そんな入学後に行われる「小学校探検」を写真付きで紹介してる本です。
・保健室
・放送室
・職員室
など、他の本では紹介していない場所も写真付きで紹介しているのが特徴的でした。
この本を見ているときはピンとこないかもですが、入学後の探検の時に、みたことある!と学校を身近に感じ安心できる本となっています。
【小学生になる心得え】がわかるおすすめの本


しょうがっこうがだいすき
小学校になる前にしておくと良いことや、小学校になったらするといいことが書かれている本です。
~しておこう
~になろう
~してみよう
という呼びかけで説明されている本です。
16個のした方良いことが書かれていますが、全て、「○○したほうがいいよ。」「○○してみよう。」という文章が優しく感じられ、自分も頑張ってみようと思える一冊です。



私がこの本がすごく良いなと思った点は、「○○してみよう」のあとに「どうしてかというと」となぜそれが必要なのか理由が書いてある点です!
入学前後に、何度も読み返して実行していくことで、小学校生活をスムーズに進める手助けになる本です。
教室はまちがうところだ
題名の通り、「教室とは間違うところ」というメッセージを伝えている本です。
・間違えたらどうしよう?
・手を挙げるの恥ずかしいな
なんて不安になるけど、間違えることは悪いことじゃないんだ、「間違えながらクラスみんなで成長していけばいいんだよ」と教えてくれます。
恥ずかしがり屋さんや、入学を心配しているお子さんにピッタリの一冊です。
ぼくはなきました
「学校がもっとすきになる絵本シリーズ」のなかの一冊です。
学校の先生が、「じぶんのいいところ」を書き出してみましょうというところから始まります。主人子の男の子は、クラスのみんなの良いところを見つけることができるけど、自分の良いところはなかなか見つけられません。
それを知った先生が、「あなたは友だちの良いところをみつけられるという良いところがあるよ」と。
低学年はどうしても自分が自分がとなり、クラスのトラブルになりがちです。新しいクラスのお友だちの良いところを見つけられるいいよね!と子どもに伝えられる本です。
にんきものいちねんせい
クラスのみんながそれぞれ良いところがあって、みんながクラスの人気者なんだよ!と教えてくれる本です。
入学していろいろなタイプの子に会うけれど「みんな違ってみんな良い」ことを伝えるいい機会になります。いろんなタイプの人気者が出てくるので、次のページをめくるのが楽しみになるほどですよ。
トイレにいっていいですか
休み時間のとトイレは人がたくさんいて、しかも上級生までいるからなかなかトイレに入れない男の子の話です。
勇気をだして授業中に「トイレにいっていいですか」と先生に言ったらクラスのみんなが大笑い…でも廊下にでると動物たちがあらわれ・・・
学校のトイレに苦手意識を持っている子どもに勇気を与える本です。幼稚園・保育園とは違ったトイレ事情を知るいい機会です。短い話なので、こどもがひとりで読めるお話ですよ。
【新一年生が覚えたいこと】がわかるおすすめの本


1ねんせいのせいかつ えじてん
生活習慣・マナー・ルールなど大人になるための知識を学べます。
・挨拶の種類
・今日明日あさって
・曜日
・時計
・数え方
・友だちの家に行った時のルール
・ひもの結び方
・洋服の畳みかた
・食事のルール
こんな感じに、生活全般のことを絵とともの説明しています。



学校のことのみならず、小さいうちに覚えておきたいマナーやルールが学べる本で、プレゼントにもおすすめです!
小学生になったら図鑑 入学準備から小学校生活まで楽しくなるコツとヒント366
親も子もこれ一冊あれば大丈夫!というほど、1年生に関することが網羅されている本です。
・学校
・生活
・勉強
・安全
4つにわけて、写真を交えて説明してくれます。
小学校入学前から入学後まで長く使える本で、この1冊があれば全てをカバーできる一冊です。
ひとりでできるよ!図鑑
図鑑というだけあって、分厚い本です。
写真で説明しているので、小学生一人ででも理解ができる内容になっています。
・茶碗の持ち方、魚の食べ方
・食べ物には旬がある
・スキップのやり方
・ボールの投げ方
・ぞうきんのしぼり方
・お金の使い方
・電話のやり方
・水辺にどんな危険があるか?
これ一冊あれば、小学生が身に着けたい生活のルールを学べるというほど、様々な情報が載っています。
入学時だけでなく、中学年、高学年とずっと役立ちますよ。
小学生になったらどうするんだっけ
「自立のすすめマイルール」シリーズの中の一冊です。
「こんな時どうする?」をテーマに50の「こんなとき」を紹介している本です。小学校内のことではなく、小学生の生活全体に対する内容です。
・靴をそろえてる?
・ありがとうって言っている?
・ゴミ箱がないときどうする?
・風邪かな?と思ったら?
など、身近な自立について教えてくれます。文字は小さく文章量も多いですが、全て実例を漫画で紹介しているので、すごくわかりやすい一冊です。
がっこうでトイレにいけるかな?
和式トイレの使い方、授業中にトイレに行きたくなったときはどうする?がわかる本です。
ポップな絵と短い文章で、明るく解説しています。
最近は、学校も和式トイレが少なくなってきたようですが、まだまだ公園など和式トイレの場所も多いです。
この一冊でトレイの使い方を覚えてから入学すると安心ですね。
【初めての小説】におすすめの本


一年生なんだもん めざましくんと大とっくん!
小学一年生のくみちゃんは、朝起きるのが大の苦手で、くみちゃんの目覚まし時計も、実は目覚まし時計の1年生で朝起きるのが苦手という、面白いお話です。
お互い起きるのが苦手なくみちゃんと目覚まし時計君が二人で協力して、朝起きれるように特訓をしだします。
すぐには早起きできるようになれないくみちゃんと目覚まし時計くんですが、「できないことがあってもいいんだよ!それも含めて一年生なんだもん」というメッセージがあり、失敗を恐れてしまうタイプのお子さんにピッタリの本です。
がんばれゆうくん一年生
背が低い男の子が主人公の物語です。
背が小さくていつも園児に間違われてしまう1年生のゆうくん。あるとき、勇気を出して困っている園児を助けます。すると「さすが1年生!」とみんながほめてくれて、ゆうくんも自信がついていき・・・・という話です。
1年生として前向きに成長していく内容なので、少し気弱なタイプのお子さんに勇気を与えてくれる本です。長すぎない話なので、絵本から小説へ移行する時期にピッタリです。
はじめてのドキドキにゅうがくしき
おかし村にすんでいる、おかしの新一年生のお話です。
1年生のアイスの子は(アイスなので)冷たいのを理由に、クラスのみんなに「あーそーぼー!」って言っても逃げられてしまいます。乱暴なガム君は、怖がってみんな近づきたがりません。そんな中、アイスちゃんがガム君に「ガム君はこわくないんよ」と・・・。
本当はみんなと仲良くしたいガム君、「遊ぼ」と言われても断る子、めげずに「あそぼ!」っていう子。クラスにはいろんな子がいるけれど、実はみんなが仲良くしたいなって思っているんだよと伝えられる本です。
はじめての ハリキリにっちょくにんじゃ
「はじめてのドキドキにゅうがくしき」の続きの本です。
誰もやりたがらない一番最初の日直に立候補したおかし村のせんべい君。日直としてみんなのためにと、友だちを助けているつもりが、なぜかみんなが喜ばない結果ばかり。そんな時に、シュークリームちゃんが、せんべい君を助ける言葉を・・・。その後、みんなが日直をしだして、クラスがまとまっていくという話です。
日直だってなんだって、失敗はだれでもするもの。困っている人をみても「しーらない」ってする方がよくないよね。とメッセージが込められていました。
小学校の係の仕事の大切さ・大変さ、周りを助ける気持ちを学べる本です。
ちゅんたろうのしょうがっこうたんけん
すずめのちゅうんたろうが、小学校に迷い込んだ話です。
すずめ目線で学校の楽しそうな様子を伝えてくれます。楽しいことをたくさん伝えてくれるので、小学校に夢が膨らむ本だなと感じました。
まるで自分が小学校へ迷い込んだ気分になれる一冊でワクワクできますよ。ひらがなだけなので、お子さんひとりで読めちゃいます。
えらいこっちゃのいちねんせい
小学1年生の男の子が、時間に間に合わなかったりと「えらいこっちゃ」なことがたくさん起こるお話です。
・小学校はぼーっとしていると、どんどん時間に間に合わなくなっちゃうんだよ
・その時間には、その時間のやることがあるんだよ
ということを教えてくれます。小学校での生活のドタバタを伝えてくれるので、時間管理が心配のお子さんにおすすめの本です。
いけいけ! しょうがくいちねんせい
1年生はイケイケ!ゴーゴー!と元気いっぱい!だけど、「不安だってたくさんあるよね」と共感できる本です。
年長さんの時は一番年上だったけど、小学校では一番年下です。
でも小学校って、不安や失敗があっても、2~6年生のお兄さん・お姉さんが助けてくれるよというメッセージがある本です。
文字が少ない絵本ですが、その分絵でぐっと引き付けられ、優しい気持ちになる一冊です。
【親が読む】おすすめの本


小学1年生の困った!レスキューブック
平成26年に発行されている少し古い本ですが、小学1年生の親にぜひ読んでもらいたい一冊です。
内容は、完全に大人向けで、「子どもの心の年間的予報」といった、1年生の心の変化を分かりやすく紹介しています。
・忘れ物は届ける?届けない?
・先生との付き合い方ってどうする?
・うちの子、ちょっと他の子と違う?
など不安になった時や子どものつまずきサインどうするか?などを、細かく紹介している本です。
なるほど!と思えると同時に、今後あるかもしれない小学生の壁の対処法を学べる本です。
尾木ママ小学一年生 子育て、学校のお悩み、ぜーんぶ大丈夫!
小学1年生の保護者から寄せられた35個のQ&Aが掲載されています。尾木ママのあの口調で書かれています(笑)
①入学前
②1学期
③夏休み
④2学期
⑤3学期
この5部構成で、それぞれの時期の悩みを解決してくれます。



小1の母を経験した私としては、「わかるわぁ!」と思う質問ばかりでした!
小学生の親にはこんな悩みがあるのか。と予習ができる一冊です。今後起こりうる出来事をどーんと構えられるように読んでおくと安心です。
1年生になったら「紙の辞書」を与えなさい
インパクトのある題名ですが、「子どもに紙の辞書を渡すといいよ。」と解説をしている本です。
今は、知らない言葉はすぐにインターネットで調べられる時代ですが、あえて「紙の辞書」を子どもに渡すことで、子どもの語彙力が上がって、世界が広がるよっていう内容です。
私自身が小学生の時に、紙の辞書で調べた言葉の近くに書いてある言葉まで意味を読んでみたり、辞書をぱっと開いたところに書いてある言葉の意味を見てみたり・・・。そうやってなんとなく見たところから、知識って広がっていくんですよね。
わからない言葉をピンポイントで調べるネットも便利ですが、あえて「紙の辞書」で知識を広げるというのもありだよね、と思わせる本です。
「読んでもらう」から「読む」へ


ここまで、小学校に入学する新一年生におすすめの本を30冊紹介してきました。
小学校に入学となると、準備するものも多くありますよね。購入するものや入学時にあると便利なものは【2023年】小学校入学準備|購入リスト・あると便利な入学グッズ9選で紹介していますが、それとは別に、ぜひお子さんに本を買ってみてはいかがでしょうか。
小学校入学は、先生や親に「絵本を読んでもらっていた」園児から、「自分で本を読む」小学生へ移行の時期です。
園児から児童への移行をスムーズに楽しく進められるように、ぜひ今回紹介した本を参考にしてみてくださいね。
なお、「防犯」「防災」については冊数を多くなったので、「【小学生低学年向け】防犯・防災・交通ルール・健康がわかる本|おすすめ20冊レビュー!」で紹介しています。子どもの安全のためにも、一冊選んでみてはいがでしょうか。




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