そろばんを子どもに習わせたいけど「今どきそろばんは時代遅れ?メリットはあるの?」と悩んでいませんか?でも、そろばんには沢山のメリット・効果がたくさんあるんですよ。
ちなみにわが家は、家族全員がそろばんの経験者。そしてみんなが「そろばんをやって良かった」と思っている家族です。
そこで今回は、実際にそろばんを習って(子どもに習わせて)感じたメリット・効果を12個お伝えしています。お子さんにそろばんを習わせようか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。
そろばんは時代遅れじゃない
IT化が進んでいる今、「そろばんって必要?」と不安に思っている方もいるかもしれません。
確かに今は、スマホで電卓も使えるし、PCで複雑な計算だって簡単にできる時代です。でも、勉強中の計算や、お買い物の計算・割り勘など、さっと暗算できるのは本当に便利です。そろばんで覚えた計算力は日常生活で役立つ場面が多いのです。
もちろん今は、計算手段がそろばんしかない時代ではないですが、確実にそろばんで覚えた暗算力や集中力は現代でも無駄ではありません。むしろ今でも必要な力だと思っています。
X(旧Twitter)でも、子どもに頃にそろばんを習っていてよかったという意見もたくさんありましたよ。
そろばんの暗算力は大人になっても活躍します。だからこそ、いまでもそろばんは時代遅れではなく、取得したい習い事なのです。
そろばんをやった方がいい理由12個(メリット)
そろばんを習うメリットを12個あげてみました。
- 道具を使わずに計算できる
- 大人になって役立つ
- 計算が好き・得意になる
- 算数の苦手意識がなくなる
- 「受験」に慣れることができる
- 「成功体験」を積み重ねられる
- 「資格」として残る
- 「中学受験の内申点」に加点されることもある
- 「集中力」がつく
- 「忍耐力」がつく
- 「競争力」がつく
- 「費用が安い」習い事である
では、ここからは具体的に紹介します。
①道具を使わずに計算できる(暗算力)
そろばんを習うメリットは、とにかく暗算力がつくことです。今の時代、日常生活で実際にそろばんをパチパチはじいて計算することはないですよね。
でも、そろばんで培った「暗算のちから」は、日常生活で必ず役立ちます。多少、桁数が多い計算でも、電卓もスマホを取り出すことなく出来るのは思った以上に便利なものです。
②とにかく大人になって役に立つ
暗算力が役立つとお伝えしましたが、暗算力はとにかく大人になってから本当に役立つものです。
- お買い物(値引き計算など)
- おつりの計算
- 飲み会の割り勘
- 仕事の計算(売上額など)
頭の中で暗算ができるので、いつでもすぐに計算が出来ちゃうのです。
お肉の3割引きはいくら?など、日常生活で意外と暗算は必要なもの。そろばんを習っていることで、仕事でも私生活でもとても速く計算できるって本当に楽ですよ。
③計算が好き・得意になる
そろばんは、簡単に計算ができるようになるので「数字」に対する苦手意識がなくなります。
小学校1年生より前に始めると、1年生で習う「百マス計算」が簡単にできちゃいます!
数字に抵抗感がなくなることで、計算が得意になり好きになる確率があがります。
④算数の苦手意識がなくなる
ここで注意したいのが、そろばんを習うと「数字が得意」になっても「算数が得意」になるわけではないということです。その点については、「そろばんのデメリットとは?やめたほうがいい・弊害を7つ紹介」で詳しく紹介していますが、そろばんでは図形問題や文章問題まで得意になるわけではありません。
とはいえ、
数字に抵抗感がない
↓
算数が好きになる
↓
算数が得意になる
といった流れにはなりやすく、算数が好きになることが多いです。
また、
計算が早くできる
↓
計算に時間がかからない
↓
「図形」「文章問題」に時間を費やせる
↓
算数が得意になる
こんな構図も生まれやすく、算数に苦手意識を持ちにくくなるのです。
そろばん経験者のわが家は、
・私と長男(理系)→算数大好き!得意!
・長女(文系)→算数は好きじゃないけど得意!
といった感じに、全員算数の点数は良いのはそろばんのおかげだと思っています。
⑤「受験」に慣れることができる
一部の中学受験を除き、そろばんの資格は受験の加点対象ではありません。
とはいえ、「検定試験」受ける経験ができる数少ない習い事です。いつもと違う環境で、知らない人たちと試験を受ける経験ができる習い事はそう多くありません。
小学生のうちから「受験」と同じ環境を味わえるそろばんは、これから立ち向かう「高校受験」に慣れることができるのです。
⑥「成功体験」を積み重ねられる
そろばんの検定は10級からあるため、「合格」という成功体験を何度も積むことができます。また、それとは逆に検定に落ちた時には「不合格」という失敗体験もできるのです。
このように、そろばんは、どもがいづれ経験する「受験」に備えて、「合格の成功体験」を経験できる習い事となります。
⑦「資格」として残る
そろばんは必ず検定を受けるため、「資格」として将来ずっと残ります。
最低でも3級、欲を言えば2級、1級、段位取得すると、将来持っている資格として胸をはれるものとなりますよ。
⑧「中学受験の内申点」に加点されることもある
そろばんの資格は、高校受験・大学受験で内申点を加点される資格ではありません。(面接でのアピールポイントにはなりますが)
ただし、一部の中学受験では内申点に加点されることがあります。
中学受験を考えている場合、受験校がそろばんが加点対象なのか調べて、3級取得までを逆算してそろばんを始めることをおすすめします。
⑨「集中力」がつく
そろばんは「時間内に正確にたくさん解く」ことが求められるものなので、必然的に集中力がついていきます。
以前、子どものそろばん塾へ見学へ行ったのですが、全員が静かにそろばんに向き合っていて、とても集中していることが分かりました。特に暗算は、頭の中で必死に計算するため、集中力の塊です。
集中力は、勉強やスポーツ、仕事にと大切なものです。そろばんでついた集中力は、将来必ず役立ちます。
⑩「忍耐力」がつく
そろばん塾は、毎回新しいことを覚えるわけではなく、むしろ毎回同じことを繰り返し練習するために通うものです。しかも、上達していくうえで何度かつまづきポイントがあり、忍耐強く繰り返し練習することが大切です。
また、級が上がるにつれ一度で合格しないことも珍しくありません。コツコツ長期間頑張ることが合格への道です。そんな自分との闘いだからこそ、そろばんは「忍耐力」がつくと言われているのです。
⑪「競争力」がつく
自分自身がそろばんを習って、また子どもに習わせて実感しているのが、そろばんで競争力がつくということです。
スポーツに比べると「資格」という目に見える結果があるのがそろばんです。
「友だちより先に、3級がとれて嬉しい」
「友だちより先に、2級に合格したい」
口に出さなくても意外と子どもってこういうこと思っているもの。
検定があるからこそ「競争心」がそろばんで身につくのです。
⑫「費用が安い」習い事である
ここまでそろばん自体のメリットをお伝えしてきましたが、ここで親目線のメリットを紹介します。
それは何といっても、他の習い事にくらべると費用がかからないということです。
- 月謝が安い
- 初期費用が少ない
- 維持費用が少ない
そろばんは週に2,3回も通うのに、月謝が4000円~と他の習い事に比べて月謝が安いです。
また、初期費用もそろばんの購入費用だけ。また、スポーツなら、靴などの買い替えなど出費が続きますが、そろばんなら買い替えるものもいので維持費用も掛かりません。
ということで、習い事としてとても安い習い事というわけなのです。
ただ、週に2,3回も送迎が難しい場合もありますよね。そんな時は、自宅学習でそろばんを覚えることも可能です。
詳しくはこちら▼
そろばんは自宅学習ができる?親が教える方法とメリット・デメリット
とはいえ、デメリットだってあります
ここまで、そろばんを子どもに習わせるメリットについて紹介してきましたが、当然そろばんにもデメリットはあります。何事も、メリットだけではなく、デメリットも把握しておくことが大切ですよね。
そこで、そろばんのデメリットについて「そろばんのデメリットとは?やめたほうがいい・弊害を7つ紹介」で詳しく紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
まとめ:そろばんは今でもおすすめの習い事
「子どもにどの習い事をさせようか」
「どの習い事が子どもに良いのか」
子どもをもつ親なら、一度は悩むことですよね。特にそろばんは「昔の習い事」のイメージが強いため、習わせてメリットあるの?と悩む人もいるものです。
でもね、自分自身が習い、子どもたちにもそろばんを習わせた私としては、「そろばんは習って損はない!」と声を大にして言いたいです。
そろばんで鍛えた計算力は一生の宝となります。今回紹介したそろばんのメリットを参考に、お子さんにそろばんを習わせるか、ぜひ検討してみてくださいね。
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