「そろばんはやめた方がいい」と言われるのはなぜ?デメリットと弊害とは?

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そろばん やめたほうがいい 弊害 デメリット

そろばんは、古くから子どもたちの計算力を養うための教育方法として親しまれています。しかし、最近では「そろばんを習わせるべきか?」「今の時代に必要なのか?」と疑問に感じることも増えてきました。

では、そろばんを習うことでどんな弊害が生まれるのでしょうか?

この記事では、そろばんのデメリットや弊害について詳しく解説し、なぜ一部の親が「やめたほうがいい」と考えるのか、その理由を考えていきます。そろばんを始めるか、ほかの学習方法にするか迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

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なんで「そろばんはやめたほうがいい」の?

電卓やPCの時代に、そろばんはもう古い

スマホやPCで簡単に計算ができる今、日常生活や仕事でそろばんを使う場面はなくなりました。そのため、「そろばんを習わせても、実生活で役立つの?」と疑問を感じることがあります。実際に、ITスキルが重要視される現代において、そろばんの価値は低くなってしまいました。

ただし、ここで重要なのが暗算力です。

そろばんを習うことの利点のひとつに「暗算力」があります。そろばんを続けると、子どもはそろばんを使わずに頭の中で素早く計算するようになります。この暗算力は学校のテストや日常生活でも非常に役立ちます。電卓が使えない場面でも瞬時に計算できる能力は、今の時代でも大きな武器となります。

 

ひっ算が苦手になることも。

そろばんは「計算力」や「暗算力」を鍛えるために効果的ですが、ひっ算を習う前(小学2年生まで)に始めると、学校でひっ算を学ぶ時に「なぜこの手順で計算するのか」が理解しにくくなる場合もあります。ひっ算は「繰り上がり・繰り下がり」が大切ですが、そろばんに慣れた子どもは、その手順を「面倒くさい」と感じることも。学校の学習と並行してひっ算の理解をサポートしていくと安心です。実際にSNSでも「ひっ算ができない」と言っている方がいました。

 一方で、ひっ算を習い終えた後(小学三年生)にそろばんを始めると、ひっ算とそろばんのどちらも使いこなすことができ、計算力がより身に付きます。学校で学んだひっ算を土台にしながら、そろばんでさらに早く正確な計算力を身につけることができるため、試験や日常生活でも計算力が強みとなるでしょう。

 

 

「算数力」がアップするわけではない

そろばんを使うことで、計算スピードは上がりますが、算数の理解力や問題解決能力を鍛えるわけではありません。算数は計算だけではなく、実際に問題を解く力や、論理的に考える力をつけることが大切です。よって、そろばんだけに頼ると、算数全般のスキルが不足する場合も。

もちろん、そろばんで計算力がつくことで算数好きになることもあります。そろばんをしながらも、幅広い算数スキルを身につけたいものです。

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受験・就活に直結しない

そろばんの資格は、一般的には高校や大学の受験で直接的な効果は期待できません。(中学受験では内申点にプラスになることがあります)また、IT化が進んでいる現在、就職活動でもあまり重視されないのが現実です。

ただし、筆記試験の計算スピードや面接の自己PRには役立つことがあります。

受験や就職で効果を高めるには、2級以上を目指すとよいでしょう。

 

中学受験に間に合わない

中学受験では、そろばんの3級以上が加点されることが多いです。しかし、受験勉強が始まる時点で3級を取得するのは難しく、結果的にそろばんをやめてしまうケースもあります。それはもったいないですよね。中学受験を考えているなら、塾に通い始める前にそろばんを習い始めると、受験対策もスムーズに進められます。逆算して計画的にそろばんをスタートさせましょう。

 

上達するまでに時間がかかる

受験や就活に役立つとはいえ、そろばんは短期間で結果が出せるものではありません。子どものペースによりますが3級取得に2~4年ほどかかるのが一般的です。また、週に1回のレッスンでは習得が難しく、週に2~3回通う教室がほとんど。そのため、モチベーションを維持する工夫や送迎など、親のサポートも必要です。

そろばんの効果を実感するには長期的な視点で取り組む必要があるため、他の習い事とのスケジュール調整が大変でもあります。

 

字が雑になることも

そろばんは素早く正確に計算を終えることが求められるため、文字や数の書き方が雑になりがちです。最低限の読めるレベルの数字を急いで書くので、丁寧に書くという意識が低くなりがち。そのため、(本人の性格にもよりますが)そろばん以外でも数字を書くのが雑になることも・・・。普段は丁寧に書けるよう意識づけが大切となります。

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親の送迎が大変

そろばん教室は、週2~3回の場合が多いので、親が送迎する負担が大きくなります。しかも、そろばん教室は平日の夕方に行っているところが多いため、家庭のスケジュールに影響を及ぼすことがあります。

どうしても送迎が大変な場合は、オンライン授業という方法もひとつの手です。

▶そろばんは自宅学習ができる?親が教える方法とメリット・デメリット
▶【オンライン】おおぞらパスの口コミ・料金・授業内容・退会方法など

 

 

結局、そろばんはやめたほうがいいの?

そろばんには今回紹介したように、多くのデメリットが存在します。

じゃあ、そろばんはやめたほうがいいの?と言えば、今でもそろばんを習う価値があると思っています。なぜなら、私自身そろばんで身に付いた「暗算力」が今でも役立っていることと、そろばんを習っているわが子たちが、みんな計算・算数が好きになっているからです。

▶そろばんのメリット・効果とは?子どもに習わせたい12の理由【実体験】

そろばんは単なる計算ツールではなく、計算力だけでなく集中力や忍耐力も養ってくれる優れた習い事です。2023年の2023年の「親が子どもに習わせたい習い事ランキング」で5位に選ばれているのも、その効果が認められている証拠です。

子どもの時間は限られています。ぜひ、そろばんのメリット・デメリットを把握して、そろばんを習わせるかどうか検討してみてくださいね。

 

 

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