巾木(はばき)とは、壁と床の間に設置しているものをいいます。つい細かいパーツと思いがちですが、実は家の雰囲気を変える大きなパーツなんですよ。巾木の材質・厚み・幅・色を変えることで、家の雰囲気はガラリと変わります。
家を建てる時、
「巾木はこの中から選んでください」
と工務店に言われ、迷うことなくその中から選んだわが家ですが、はっきりいって巾木選びに失敗したなと思ってます。

もっと巾木の知識があれば、今の巾木にしなかったのに・・・。
家を建てて5年たちましたが、今でも私は巾木選びに心残りがあるのです。
そこで今回は、巾木の種類を詳しく説明していきます。これから家づくりを始めるあなたが、後悔しないよう少しでもお役に立てたら嬉しいです。
どうして巾木が必要?
巾木の必要性は「巾木は何色がいい?後悔しない色の選び方」で詳しく説明していますが、大きな理由はふたつあります。
・壁を守るため
・壁と床の隙間を隠すため
この二つの理由から、巾木を設置するのです。ではここから、種類別に巾木について詳しく紹介していきます。


巾木の材質
まずは、巾木の材質について紹介します。
材質は、大きく分けて「木製」「MDF」「塩化ビニール」「アルミニウム」に分かれます。ぞれぞれの詳細を説明します。
木製


木製の巾木は厚みがあり、フローリングの床に合う素材です。
- 厚みがある
- 高級感が出る
- ほこりがたまる
- フローリングと同じ素材を使えると統一感が出る
- 価格が高い
巾木に溝があるものが多く、その溝に巾木を固定させるくぎを打つことで、くぎが目立ちにくくなります。


右の写真のように高さを抑え、溝をなくすことでシンプルに見せることもできます。
MDF
住宅で一番多く使われるのが、このMDFという素材の巾木です。
MDFとは、木材の原料チップに合成樹脂をプラスして成形させた中質繊維板です。一見すると木製のように感じますが、やはり無垢材より高級感は劣ります。
- 住宅で一般的に使われている
- 木のようにみえる
- 無垢材のような高級感はない
- 無垢材より安い
わが家もこのMDFの素材を使っています。




※「巾木は何色がいい?後悔しない巾木の選び方」でほこりの見え方の検証した時のわが家の写真



実は今回調べてみるまで、わが家の茶色の巾木は木製だと思っていました(笑)
価格を抑えながらも、木製らしさを作り出せるMDFの巾木ですが、設置するときは幅があるのでほこり問題をお忘れなく!
塩化ビニル(ソフト巾木)


ソフト巾木は、塩化ビニルという柔らか素材でできています。
- 薄く柔らかい
- ほこりがつきにくい
- 水に強い
- 部屋の角に合わせて曲げられる
- カラーバリエーションが豊富
- DIYで設置しやすい
- 高さのあるタイプもある
- 事務所や店舗感が出ることもある
- 安い
柔らかいため、部屋の角でも側面に合わせて曲げることができるのでスッキリ見えます。
私がこのソフト巾木を知ったのは、友達の家に遊びに行った時でした。
当時(というか今も)巾木のほこりが悩ましいと思っていたところに、ソフト巾木の薄さにほれぼれ。
家を建てる時にソフト巾木の存在を知っていたら、これを使ったのになぁと後悔しています。



巾木のほこりが気になるなら、断然ソフト巾木が良いです!
水分にも強いので、トイレや脱衣所など掃除しにくいところに、ソフト巾木を使うといいですね!(わが家も使いたかった・・・・)
クッションフロアとも相性がいいので、水回りにソフト巾木、リビングは木製・MDF製巾木を使うなど、使い分けをするのもおすすめです。
アルミニウム


一番、巾木の存在感を消すことが出来るのがアルミ素材の巾木です。
- シャープで洗練された雰囲気
- 幅が狭い
- 巾木の存在感を少なくできる
- 価格高い
「巾木の存在感を消したい!」という方は、アルミニウムの巾木がおすすめです。ただ、施工が大変のため、他の巾木に比べると費用がかさみます。
こういう写真をみると、費用がかさんでもいいならアルミニウムの巾木が良いなぁと思いますよね。
巾木の収まり
つぎに、巾木の収まりについて紹介します。
「収まり」とは、壁面に対してどの位置で巾木を設置するかということですが、3つのパターンがあります。
- 面よりも出ている「出巾木」
- 壁面と一緒の「同面巾木」
- 壁面より凹んでいる「入り巾木」
それぞれ説明していきます。
出巾木
出巾木(ではばき)とは、壁面よりも出ている巾木のことです。
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一番多く使われている方法で費用も抑えられますが、壁面より出ている分ほこりがたまりやすいのがデメリットです。
同面巾木
同面巾木(どうづらはばき)とは、壁と同じ面に巾木が収まることです。
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出巾木にくらべ費用がかかりますが、なんといっても同面巾木はほこりがたまりません!!
写真をみただけでも、スッキリ見えていいなぁと思ってしまいまよね。



同面巾木なら、家具を置くときに巾木が邪魔にならいないのもいいですね。
入巾木
入り巾木(いりはばき)とは、壁よりも内側に巾木を設置するタイプです。
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おしゃれな壁に、この入り巾木を使うと一気にカッコよくなります。
通常の壁をすべてこの入り巾木にすると、費用もかかり工期も伸びます。アクセントとして入り巾木を使うというのも素敵ですよ。
巾木の高さ
巾木の高さによっても部屋の印象は大きく分かれます。
一般的な高さは、40mm・60mm・75mm・100mmで、特に40mm・60mmが多く使われています。
そこで、いろいろな高さの巾木をTwitterで集めてみました!



巾木のは高さも重要だなとわかりますよね!
わが家の巾木を計ってみたところ、35mmでした。個人的には、これでも存在感があるので、もっと低い巾木が良いなと思っています。


※「巾木は何色がいい?後悔しない巾木の選び方」でほこりの見え方の検証した時のわが家の写真
巾木の知識を持つことは大切です!
ここまで巾木の「素材」「収まり」「高さ」について説明してきました。あとは色も大切ですが、「巾木の色」については、巾木は何色がいい?後悔しない色の選び方【白で後悔した実例写真あり】で、詳しく説明しています。
その全てをまとめると、巾木の種類は下記の通りになります。
素材 | 木 | MDF | 塩化ビニル | アルミニウム |
巾木の収まり | 出巾木 | 同面巾木 | 入巾木 | |
高さ | 40mm~60mmが 一般的 | 10mmもあり | ||
色 | 白 | 茶系 | アクセントカラー |
他にも石やタイルの巾木もありますが、一般的なものはこんな感じです。これらを組み合わせることで、あなた好みの巾木となるのです。
わが家の場合、「MDF」「出巾木」「3.5センチ」の中から色を選ぶという選択方法でした。もし今回紹介した情報を当時知っていたら、絶対違った巾木を選んでいたと思うと残念でなりません。



私のように後悔しないために、巾木の知識を持つことが大切です!
ぜひ今回の記事を参考に、あなたの家に合った巾木を選びましょう!






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