
「巾木・幅木(はばき)は何色にしますか?」
これは、注文住宅の打ち合わせの中で必ず聞かれるひとつです。
実際に私も聞かれましたが、それまで巾木を気にしていなかった私は、深く考えずに巾木の色を決めてしまいました。
その結果、



巾木の色を「白」にしたことを後悔しています。
とにかく白い巾木はほこりが目立ちます。
実はわが家は、白と茶色(オークル)の巾木を使っています。だからこそ、白の汚れの目立ち具合を身をもって実感しているのです。
ということで、今回は実体験をもとに「後悔しない巾木の色の選び方」について紹介しています。わが家の実例写真も紹介しています。
ぜひ、家づくりで後悔しないように参考にしてみてください。
巾木の役割は2つ
そもそも巾木ってなに?ということですが、巾木とは、壁と床との境目にある板のことです。
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それまで気にしてみたことはなかったけれど、確かに最近の家にはみんなついているんですよね。
この巾木には、2つの役割があります。
壁を守るため
壁と床の間というのは、実は掃除機やモップなどが当たりやすい場所です。小さいお子さんがいる場合は、おもちゃをぶつけたり・・・。
そんな衝撃から壁を守るために巾木がついています。
壁と床の隙間を隠すため
実は、床と壁紙の間には隙間があります。隙間を開ける理由は、
- 床と壁をきれいに施工するのが大変なため
- 無垢材の場合、気温や湿度でおこる伸縮の逃げしろのため
このふたつの理由で「あえて隙間を開けている」わけです。
そして、「隙間を隠すため」「隙間からほこりが入らないため」に設置するのが巾木です。
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【巾木の色の選び方】色別のメリット・デメリット
巾木が必要なのはわかったけれど、「結局、何色にしたらいいの?」が問題ですよね。
巾木は部屋のイメージが大きく変わるほど大切なものです。しっかり考えましょう。
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巾木の色は大きく分けて4色あるので、それぞれメリット・デメリットを紹介します。
白
わが家も取り入れた白い巾木は、部屋を広く見せる効果があります。


白い巾木のメリット・デメリットは下記の通り。
私は、狭い部屋を広く見せたいと思い白い巾木を選びました。しかし、もっと白い巾木のデメリットに目を向けるべきだったなと後悔しています。
とにかく、白い巾木はほこりが目立ちます!
実際の白い巾木の写真です。
少し掃除をさぼるだけでほこりが目立ってしまいます。


私は、片付け嫌いだからこそ、部屋をスッキリ見せたくて白にしたんだけどな・・・。



お掃除が苦手なタイプなら、「白い巾木にしてこまめに掃除できる?」と自分に問いかけてみましょう!
茶色(オーク)
フローリングの色に合わせてオークルの巾木を選ぶと、ナチュラルなイメージになります。
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茶色(オーク)の巾木のメリット・デメリットは下記の通りです。
オーク系は自然な木の色合いなので、部屋になじみやすい色です。フローリングの色に合わせると、違和感なく過ごすことができる色ですね。
そしてなんといっても、オーク系の茶色はほこりが目立ちません!


これはわが家の茶色(オーク)の巾木の写真ですが、ほこりがたまっていても遠目だと気づきません。
白に比べると、掃除をさぼってもばれないよ。



お掃除嫌いなら、自然な茶色(オーク)が一番おすすめです!
白でほこりが見えるくらいなら、逆にオーク系の方が、部屋がスッキリ見えるものです。
茶色(ウォルナット)
ウォルナット系の濃い目の茶色を選ぶと、カッコいいイメージになります。
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濃い茶色(ウォルナット)の巾木のメリット・デメリットは下記のとおりです。
フローリングに合わせて、濃い色の巾木を選ぶと、「カッコイイ」「スタイリッシュ」なおしゃれな雰囲気を作ることができます。
しかし、白い巾木と同様にほこりが目立ちます。
また、一番家具を選んでしまうのが濃い茶色の巾木です。白やナチュラルな巾木に比べ、家具の選択肢が狭くなってしまいがちです。



濃い目の巾木を選ぶなら、家具の色合いも意識しましょう!
アクセントカラー
巾木の色は、白や茶系だけではありません。アクセントカラーとして巾木を使うことも可能です。
上記の部屋は、青い巾木が差し色になってさわやかですよね。
巾木の幅を狭くしてアルミ素材にすることでシャープな印象を与えることもできます。
このように、巾木にもいろいろな種類があるわけです。
しかし私は家を建てるまで、こんなに巾木の種類があるとは知りませんでした。だから工務店に提案された中から巾木を選んだんですよね。もう少し巾木の知識があればよかったと今は後悔しています。



巾木には、素材・高さ・厚みなど種類がたくさんあります!
自分で調べて気に入ったものがあったら、取り付けられるかハウスメーカー・工務店に聞いてみましょう!
ここまで、巾木の色について説明してきましたが、実際に雰囲気を掴むのは難しいですよね。
そんな時には、家に居ながら資料請求できるタウンライフ家づくり
~わが家の実例写真~白と茶色の境界
ここからは、わが家の実例です。
わが家は「壁紙に合わせた白の巾木」と「フローリング合わせた巾木」の2種類を使っています。
ということは、巾木の色の境界線があるわけです。実際の写真は下記のとおりです。


同じ頻度で掃除をしても、ぱっと見た時、白いほうがほこりが見えますよね。とくに、壁紙との設置している部分にほこりがたまりやすく、黒い線に見えてしまいます。これが部屋全体にいきわたるので、大きな差となります。



茶色のほこりの目立たなさを実感している分、白い巾木に後悔しているわけです。
巾木を知ったうえで選ぼう!
ここまで、わが家の実例も含めて巾木の色について説明してきました。
実は、巾木は存在感があるものです。
- 白 → 部屋を広く見せる効果があるけど、ほこりが目立つ。
- オーク → ナチュラルで違和感なく、ほこりが目立たない。
- ウォルナット → スタイリッシュに見えるが、ほこりが目立つ。家具を選ぶ。
- アクセント → 差し色となって、部屋に個性が出る。
巾木の特徴を把握したうえで、巾木の色を選ぶといいですね。
あと大切なのが自分の掃除好き度を把握をすること!掃除嫌いな私が言えることは・・・。



こまめに掃除が出来ないなら、巾木の色は白はやめておいた方が良いよ!
ということです。
「新築だし、掃除もしっかりする!」と意気込んでも、結局掃除嫌いは治りません(笑)(実体験!)
私は「無難にほこりが目立たない色にすればよかったなぁ」と後悔しています。
また、「【巾木の種類】タイプ別のまとめ。巾木選びをする前に知識を得よう!」で詳しく紹介していますが、巾木は「色」以外にも、
- 素材
- 巾木の収まり
- 高さ
これらでも、思いっきり雰囲気が変わります。
さらに、あえて巾木を無くす方法もあります。
>「巾木なし」は後悔する?デメリットは?【対処法も教えます!】
どの巾木を選ぶのかは施主であなたの自由です!
せひ、今回紹介したメリット・デメリットをしっかり把握して、理想の巾木を選びましょう。





