あなたは、シンプルな家にしたくて「壁と床の間にある巾木をなそう!」なんて思っていませんか?
それと同時に「本当に巾木なしで大丈夫?」と不安を持っていたりしませんか?
巾木をなくすデメリットを考えると、悩んでしまいますよね。
そこで今回は、
- 巾木なしにして後悔しない?
- 巾木なしのデメリットは?
- 巾木なしのデメリットの対処法は?
こんな疑問・不安を持っている方に、巾木なしについて詳しく解説していきます。

「巾木なし」に憧れがある人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
巾木ってなんでいるの?


そもそも巾木(はばき)はなぜ必要なのか、知っておく必要があります。
- 壁を汚れや傷から守るため
- 壁と床の隙間を隠すため
詳しくは、「巾木は何色がいい?後悔しない色の選び方」で説明していますが、巾木にはちゃんと役割があるわけです。
巾木なしのメリット
では、「役割がある巾木」を「あえてなし」にするメリットはどんなのもがあるのでしょうか?
見た目がすっきり
なんといっても見た目がスッキリ!野暮ったくなりません。
巾木なしだと、こんな風に壁と床がスッキリつながっていて凸凹がなくなります。
生活感が減る
部屋がスッキリ見えるということは、生活感を減らすことができます。



巾木があることで「家感」が増すんですよね。
逆に巾木の色や種類を変えることで、家のアクセントとして利用することもできます。
ただし、生活感なくスタイリッシュな家を目指すには、「巾木なし」は魅力的なわけです。
ほこりがたまらない
一般的には、巾木は厚みがあるので、その厚みにほこりが溜まってしまいます。これが地味に掃除が面倒なわけです。
- 巾木に厚みがる
- 掃除機やルンバでは掃除しきれない
巾木は高さがあるので、ルンバでも掃除できないのは痛手です。(ズボラとしては。)



掃除嫌いとしては、巾木がないとほこりが溜まらないことが、巾木なしの最大のメリットだと感じます!
巾木なしのデメリット
部屋がスッキリ見えて、掃除もラクになる「巾木なし」が、なぜ少数派なのか・・・。
それは巾木なしにはデメリットが多くあるからなんですよね。
ということで、巾木を付けないことのデメリットを紹介します。
壁紙がはがれることがある
壁紙の守るためについている巾木がないので、当然壁紙がはがれやすくなります。
- 掃除機
- クイックルワイパー
- 子どものおもちゃ
壁と床の間って意外と色々なものがぶつかるんですよね。
すぐに壁紙がはがれることはないですが、日々の生活での衝撃で壁紙がはがれやすくなってしまいます。
塗り壁が欠けるかも
壁紙がはがれやすいのと同じく、日常生活の衝撃で塗り壁が欠けやすくなります。
キズがつくかも
・壁紙がはがれる
・塗り壁が欠ける
ここまではいかなくて、巾木で守られていないため、やはり壁にキズがつきやすくなります。
とはいえ、じゃあ巾木にキズはつかないのか?と言われれば、巾木にもキズはつきますよね。どこまでを許容範囲とするかは、個人の感覚なので難しいところ。
シミができるかも
- 雑巾がけ
- クイックルワイパー
- ワックスがけ
- 子どもが飲み物をこぼした
こんな風に、床と壁の間に水分を含んだものが触れる機会は多いものです。
巾木がついていれば、さっと拭くだけで汚れが取れますが、壁紙だったらジワジワと水分が染みわたってしまう可能性も。
面倒がられるかも
マイホームには巾木をつけることが一般的なので、ハウスメーカー・工務店に「巾木なし」にできるか確認を取る必要があります。
巾木には、「床と壁をきれいに施工するのが大変なため巾木でカバーをする」という役割もあります。それなのに、巾木を付けないとなると、大工さんの手間と技術が必要なわけです。



巾木なしにすることで、値段が高くなるのか、工期が延びるのかなど、しっかりと設計士の確認をしましょう!
デメリットをカバーするために
ここまで「巾木なし」のメリット、デメリットを紹介してきました。
- 巾木なしを選ぶ人
- 巾木ありを選ぶ人
そのどちらのパターンもあると思います。
ということで、ここからは少しでもデメリットをカバーする方法を紹介します。
巾木なしを選んだ場合
覚悟をする
巾木なしは、確実に耐久性に欠けます。
それなのに、「巾木を付けない」ことは、剥がれ・キズ・汚れなどの覚悟が必要なのです。
巾木ありが一般的なのはメリットが大きいからなんですよね。



なぜ「巾木なし」が一般的じゃないのか知った上で選択することが大切です!
塗り壁にする
巾木を付けない場合、壁紙ではなく塗り壁をおすすめします!
- 剥がれない
- シミが出来づらい
塗り壁にすることで、「巾木なしのリスク」を最小限に抑えることができますよ。
塗り壁の場合、塗り替えることで補修ができます。



実は、無垢材×塗り壁は相性がいいんです!
「巾木なし×無垢のフローリング×塗り壁」にすると、とってもおしゃれになりますよ♪
巾木ありを選んだ場合
「巾木をつけたくないけど、巾木なしのデメリットを考えて巾木をつけける。」そんな選択をする人も多いです。(私もそのひとり)



でも、巾木をつけるにしても、後悔はしたくないわけです。
そこで、巾木で後悔しないために、少しでも巾木を目立たなくする方法を4つ紹介します。
- 巾木の幅を狭くする
- 色を工夫する
- 素材を選ぶ
- 入巾木か同面巾木を選ぶ
詳しくは、【巾木の種類】タイプ別のまとめ。巾木選びをする前に知識を得よう!と、巾木は何色がいい?後悔しない色の選び方【白で後悔した実例写真あり】の、ふたつの記事で紹介しています。



巾木で後悔したくない人は、ぜひチェックしてみてください!




巾木は、打ち合わせで重要視されないかも?
私の場合そうだったのですが、打ち合わせでは、



巾木はこの中から色を選んでください。
と、巾木の色の選択権しか与えられませんでした。
当時の私は、
- 巾木の素材・幅の選択肢を知らなかった。
- 巾木の取り付け方に選択肢があることを知らなかった。
- そもそも、巾木を付けないという方法があることを知らなかった。
こんな感じに巾木について知らなことだらけ!結局、工務店に支持された標準の巾木の中から選んで後悔しているのでした。
私のようなパターンが実は多いのかもしれません。



巾木にこだわりを持ちたいなら、遠慮せず自分から話を持ち掛けましょう!
巾木なしを選んで後悔しないために
ここまで、「巾木をつけない」メリットとデメリットを紹介してきました。
巾木に限らず、何事もメリットデメリットを把握したうえで選択することが大切です。巾木なしのメリットを取るのか、巾木ありのメリットを取るのか・・・・。それはあなた次第です!



巾木を付けない人は少数派です。
そのことを理解したうえで、あなたの理想を目指しましょう!





