小さな土地で一戸建てを建てる場合、限りあるスペースを有効活用することが大切です。
そして、小さな土地を有効活用するためには、「いかに間取りに無駄がないか」を意識することが必要です。意識をし知識を得ることで、同じ土地、同じ金額でも少しでも広い空間を作ることができるわけです。だからこそ、これからマイホームを建てる人はしっかりと間取りについて考えなくてはいけませんね。
そこで今回は、実際に家を建てた実体験から、狭い土地でも無駄のない間取りを作るアイディアを3つ紹介します。
私自身が、設計士さんに作ってもらった間取り図をみて「なるほどなぁ」と思ったことを紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
アイディアで狭い家が広くなる
- 広い土地はない(建て替えのため土地は選べず)
- 資金はない
そんな状況だった我が家は、「小さな土地に無駄のない間取り」を心がけていました。というか、心がけないと必要な部屋数が確保できないいった方がいいかもしれません。
家づくりをスタートさせて、建築会社選びを始めると、各社が間取り図を提案してきます。
色々な間取りを見て気づいたことは、

プロが考える間取りは、アイディアがたくさん詰まっている!
ということでした。小さな土地で一軒家を建てようとしているのですから、
- 廊下は減らす
- 移動スペース(通路)を減らす
という工夫がたくさんみられたのです。
私はこの工夫を知ることで、少ない土地でも無駄のない家を作ることできました!
無駄のない間取りのアイディア3つを紹介します
ここからは、狭い土地でも一戸建てを建てたいあなたへ、私が家を建てるときに得た、無駄のない間取りのアイディアを3つ紹介します。
①玄関を広く見せる間取り
狭い家を建てようとすると、玄関を小さくしてしまいがちです。どうしても玄関よりリビングや寝室にの広さを求めてしまうんですよね。
もれることなく我が家も「玄関に余計なスペースをいらない」という考えだったので、玄関は最小限のスペースにしました。

最初に提案された間取りが上のような感じでした。シューズクロークがついた普通の玄関です。
ただ、これだと下の間取り図のように、靴を脱いだ後の廊下のスペースがもったいないんですよね。

広い土地と資金があれば、広々と使った方が良いのは分かりますが、我が家は土地もお金もないので、やはりこれはもったいない。
ということで、設計士のアイディアで実際はこんな間取りになりました。

廊下を斜めにカットしたことで、靴を脱ぐスペースが広がり玄関を入った時に広く感じることができたのです。

設計士さんに薦められて斜めにしたのですが、今でもこの間取りにして本当に良かったと思っています!
玄関を大きくすることができない場合、玄関の廊下を斜めにカットできないか考えてみましょう。同じ坪数でも玄関が広い印象を持つことができますよ。
②ドアの位置で部屋を広くさせる間取り
ドアの位置によっても部屋の大きさが変わってきます。
例えば、この間取りの場合。

いたってシンプルな寝室です。(収納は省いています。)
6畳・8畳・10畳といった四角い間取りで考え、そこにドアを設置してある形はよくあるパターン。
では、このドアの位置を少しずらしてみます。

通路を減らしてドアを付けることで、通路だった場所を寝室の一部にしてしまいます。
すると、ドアの開閉部分が室内に影響せずに、6畳や8畳といったスペースを最大限に活用できるのです。

ドアの開閉部分は、ものを置くことができず無駄なスペースになりがちですが、こうやってドアの位置をずらすことで無駄を減らすことが可能なのです。(通路側に別の部屋へのドアがある場合はこの間取りは難しいです。)
実は、何社か間取りを依頼したときに、この提案をした会社と、しなかった会社がありました。私にはこの考えがなかったので、もし提案されていなかったら気づかなかったなと思います。
やはり複数社に間取りを頼むことは、良い家を建てる上で重要だと思いました。
だからこそ、今ここでこのアイディアを知ったあなたは、ぜひ自分の家づくり時に活用してみてくださいね。
無駄な廊下はない?ドアの位置は変えられる?とよく考えて間取りを決めましょう!
③リビングを広く使う間取り
次は、狭い土地の場合だけでなく、間口が狭い細長い間取りの方にもよく考えてほしい間取りです。
たとえば、こんな間取りがあったとします。

LDKに入ると、手前にリビングがあり奥にキッチンがある間取りです。
私はこの間取りを提案されたときに、

ソファーの後ろに通路が必要だから、結局リビングとして使えるスペースが少ないよね?
と思いました。

イメージとしてはこんな感じ。ドアを開けてすぐ目の前にソファーを置けないので、結局通路として使うしかなくなるわけです。
そこで、リビングをキッチンの位置を変えてみました。

おんなじ大きさのLDKですが、位置を変えるだけで通路の量が減ったのがわかるでしょうか。

通路の量が減りましたよね。この方がリビングを最大限に使うことができるのです。
間取り図を見るときは、実際に動線や通路を想像してみましょう。
無駄な通路に気づくことで、狭い土地でも広い空間を作ることができますよ!
実は我が家は、上記のリビングが手前の間取りを最初に提案されました。
結局のところ、最終的にはまったく違う間取りとなったのですが、もしこの間取りのままだったらリビングがすごく狭かったよね・・・と今でもゾッとしています。
なにごとも「知ること」って大切ですね。
狭い土地だからこそしっかり考えよう!
ここまで、狭い土地で一軒家を建てるときに、無駄のない間取りをつくる3つのアイディアを紹介してきました。
再度お伝えすると、
- 玄関通路を斜めにカットすると玄関が広くなる
- ドアを通路側に移動すると、部屋が広くなる
- 通路のない配置にすることで、部屋が広くなる
この3つについてお伝えしました。
「狭い土地」だから「狭い家」しか建てられないと嘆いていても、狭い家しか出来上がりません。

狭い家だからこそ、「無駄な間取りはないか」しっかりと考えることが大切です!
とはいえ、自分の知識だけでは良い間取りは出てきません。
私自身も、設計士に教えてもらったから分かったことがたくさんあります。ぜひ、家づくりを始めるならプロの意見を聞いてみましょう。
間取りの作成依頼は、完成見学会や住宅展示場にいって、営業マンに直接依頼することも可能ですが、一括で間取りを依頼できるサービスを使うことで、対面せずに簡単に複数社から間取りがもらえます。
ぜひ今回紹介したアイディアを参考に、またプロの間取りを得て「狭い家でも広く見せる間取り」を実現させてくださいね。
プロが作った間取りをたくさん見ることで、あなたの知識が確実に増えます。
ぜひ複数社から間取りをもらい、狭い土地でも理想の一軒家を建てるべく、勉強をしていきましょう!
複数社の間取り(知識)を得られるおすすめはこちら↓↓>>月たったの6万円台で夢のマイホーム!無料資料請求・無料間取り請求へGO!<<

