私は夫の両親と、玄関のみ共有の二世帯住宅に住んでいます。同居開始から5年が経ちましたが、今のところ大きな不満は持っていません。なぜ私が嫁の立場でありながら、ストレスなく過ごせているのか?それは「義両親とほどよい距離感を保てていること」だと思っています。
実は同居開始すぐに「私はこんな距離感で過ごしたいんだ」と義両親に示すために私は行動をおこしました。その結果、私の理想とする義両親との距離感を保つことができたのです。
ということで今回は、二世帯住宅の同居開始すぐに、義両親とほどよい距離を作るために嫁のとった5つの作戦を紹介します。
こんな人におすすめ
・二世帯住宅を建築予定
・二世帯住宅に不安がある
・義両親と二世帯住宅で仲良く暮らしたい
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二世帯住宅は住み始めが肝心!
まずあなたが思い描く、二世帯住宅の理想はどんなものでしょうか。
- 義両親とは、助けが必要な時は助け合える
- 日常は各世帯で自由に暮らせる
このバランスが取れていることが、一番の理想だと私は思っています。
ただ、理想とする距離感はひとそれぞれ違うもの。だから、二世帯住宅でほど良い距離を保つために、物理的な距離は間取りで解決することができても、精神的な距離は目に見えないので難しいのです。だからといって、我慢して義両親に合わせれば、嫁のストレスは溜まるばかり。
だったらまずは同居開始直後に、嫁が理想とする距離感を作ればいいんだと私は思ったのです。

二世帯住宅は住み始めが肝心です!
同居開始すぐに、自分の理想とする距離感を自ら作り上げましょう!
二世帯住宅で義両親と距離を保つために嫁がとった5つの作戦
では、どんな作戦があるのでしょうか。
義両親とほどよい距離を保つために私がとったの5つの作成を紹介します。
①リビングに入る時はノックをする
私は義両親のリビング入る時、必ずノックをしてから入ることにしました。理由は簡単。私がリビングに勝手に入って欲しくないからです。
他人の家の中に勝手に入っていかないと一緒で、一つ屋根の下とはいえノックは最低限のマナーと考えます。だから私は絶対にノックをして返事があってからドアを開けることを徹底しました。

私がノックをするようにしてから、義両親もノックをしてから子世帯のリビングに来るようになりました!
これで急に突撃してくるストレスから解放されたのです。
②義両親のリビングは奥まで入らない
義両親のリビング行くときはノックをしてから入ると言いましたが、私は意識的にリビングの中まで入らないようにしています。
これもまた、自分が義両親にリビングの中まで入ってきてほしくないからです。だって常に部屋が綺麗なわけではないので・・・。

ズボラ主婦の私は極力部屋を見られたくない一心で、親世帯のリビングの扉を開けたらリビングに入らずに話しすことを徹底しました。
ということで、私が意識して義実家のリビングの中に入らないことで、義両親も中まで入ってこなくなりました。
③インターフォン(室内通話)を使う
我が家は玄関のみ共有の二世帯住宅なので、インターフォンの親機を親世帯に設置し、子機を子世帯に設置しました。
来客との会話だけでなく、親機と子機で室内通話が出来るタイプを設置したので、インターフォンで親世帯と子世帯で室内通話ができるのです。

二世帯住宅は極力合わないのが一番ラクです!室内通話を有効活用させることで、嫁である私のストレスは減少されました!
必要以上に接点を持たないために室内通話は有効活用すべきです。
ただ我が家の場合、最終的にお義母さんとはLINEで会話をする形に落ち着きました。
ひとつ屋根の下なのにおかしな話かもしれませんが、二世帯住宅はこのくらい距離をとった方がトラブルもストレスもなくなります。もしLINEを使いこなせない義両親なら、嫁が戦略的に室内通話を使いこなしましょう!
④郵便物は玄関に置く
我が家はポストも共有しているので、郵便物はまとまって届きます。
同居開始直後は、気づいた人がお互いの世帯に持っていったのですが、郵便を相手世帯に届けることは、結果的に突撃訪問になるわけです。これも二世帯住宅のストレスの原因になります。

わが家は、相手世帯の郵便物は玄関のカウンターに置くことで、最終的にまとまりました。
郵便物くらい届けてあげたら?そこまでする?と思うかもしれませんが、そこまでします。だって徹底的に無駄な関りをもたないことが二世帯住宅の鉄則だから。
我が家は義両親と仲は良いですが、二世帯住宅だからこそ「郵便物を渡すという事務的作業」は割り切って廃止しています。
⑤外出時に自分で伝えない
同居をする前に一番悩んだのが、外出時に声をかけるか?でした。
- 玄関は共有だから声をかけないのは良くないかなぁ?
- 声かけしない嫁は感じが悪いかな?
など、いろいろ考えたんですよね。でも、出かけるたびに義両親に報告するのはプチストレスなわけです。そこで私がとった方法がこちら。
外出時に嫁が義両親に声をかける方法
- 子どもに言わせる
- 旦那に言わせる
- 玄関先で声だけで伝える
- たまには自分で言いに行く
ほぼ他力本願(子ども・夫)です。夫や子どもが伝えることで、義両親も私も気が楽なので、私は率先して義両親に出かける報告をしません。
ただここで重要なのが、「たまには自分で言いに行く」というところ。たまに嫁である私が自ら伝えることで、嫁姑のバランスをとっています。この頻度や距離感は難しいところですが、そこは二世帯住宅に暮らす嫁の野生の感ですね。
5つの作戦は夫・子どもに強要しない
ここまで、嫁として義両親との程よい距離を保つために5つの作戦を紹介してきました。
ここで重要なのが、この作戦を夫や子どもには共用しないということです。夫や子どもは、ノックもせずに義両親にリビングに入っても全然問題なしです。5つの作戦はあくまで「嫁と義両親の関係」だからとる作戦です。
「嫁である私」と「義理の親」の程よい距離を保つ方法なので、夫と子どもには関係ないですよね。

夫と子どもはある程度義両親と関わってもらった方が、義両親も嫁もありがたいのかもしれませんね。
時には頼ることも大切
紹介した5つの作戦は義両親と距離を取る方法ばかりですが、決して必要以上に距離を置けば良いということではありません。私は「程よい距離」を保つために「最低限必要な距離」はあるよねという考えです。
親しき中にも礼儀ありで、二世帯住宅にも礼儀ありです。
実際に我が家はこの5つの作戦通りに、程よい距離を保ちながら義両親と仲良く暮しています。大切なのは、距離を取ることだけに目を向けずに、時には頼ってみたり、交流をすることです。
今回は紹介した作戦は、あなたの家族に全てが当てはまるわけではありません。ぜひあなたの理想とする「二世帯住宅の程よい距離感」を手にいれるべく、あなたなりの作戦をとってみてくださいね。
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