私は、義両親と二世帯住宅に住んでいる長男の嫁。でも、嫁でなのに大きなストレスもなく過ごしているありがたい環境にいます。

でもね、嫁の立場だから、別居を考えるほどのストレスではないけど、小さなストレスはやっぱりあるんですよね。
そこで今回は、嫁が感じる二世帯住宅の小さなストレスや、同居だからあきらめたことを紹介しています。
単世帯で暮らすのとは違う二世帯住宅ならではの悩みです。二世帯住宅を考えている人は参考にしてみてくださいね。
- 二世帯住宅の嫁が感じるストレスを知りたい人
- 将来、二世帯住宅を考えている人
- 二世帯住宅で、義父・義母とうまくやっていけるか不安な人
- 同居はちょっと・・・と悩んでいる人
二世帯住宅だからこその問題
嫁姑問題や同居問題って、どこにでもある問題。そんな中でも、二世帯住宅は特殊な事例なのです。
- 「完全同居」でも「別居」でもない環境
- プライベートが「守られている」のか「守られていない」のか曖昧な環境
二世帯住宅ってどっちつかずな環境なんですよね。完全同居よりプライベートが守られているのに、別居よりプライベートが守られない状態が二世帯住宅というわけなのです。
実は、わが家の義父・義母はとってもいい人たちですが、嫁の立場だからこそ、



別にいいんだけどさ・・・



ありがたいんだけどさ・・・
といった感情が出てきました。
二世帯住宅は・・・
- 「同居なんだからある程度仕方ない」と完全同居のように諦めがつかない
- 「完全同居じゃないんだから自由が欲しい」と別居の自由さを求めてしまう
この二つの感情のバランスが取れないと、二世帯住宅の嫁はストレスを感じるのだなと実感しています。
では、実際に嫁が感じた、二世帯住宅のストレスとあきらめたことを紹介します。
二世帯住宅で嫁があきらめたこと
ラフな服装
私は、二世帯住宅で同居をスタートさせてから、家の中でラフな格好をすることをあきらめました。
- 着古した洋服
- ジャージ
- スエット
- タンクトップ
- パジャマ
きっちりタイプの義両親に比べ、私はズボラな主婦なので、家の中では部屋着などラフな格好でいたいタイプなんですよね。
義両親が子世帯にくるのはほとんどない我が家ですが、それでも突然きた時に、ブラトップだったり、襟元のびのびのTシャツだったりしたことがあり・・・。
義両親にラフな格好をみられるのはやはり恥ずかしいものです。それからというもの、同居を開始してからは部屋にいても綺麗な服装でいるように心がけています。
面白いことに、あんなにだらしない恰好でいたかった私でも、毎日ラフな格好をやめるとそれが苦じゃなくなるんですよね。何事も習慣って大切(笑)
日中、綺麗な服を着ている事は決して悪いことではないですしね。自分も母として、子どもにだらしない恰好を見せずに済みます。
ということで、同居を開始してから日中にラフな格好をすることがなくなりました。
洗濯物の外干し
二世帯住宅に住むようになってから、私と夫が外出している時は、洗濯ものを外で干すのを諦めました。理由は、突然の雨の時に、義両親が洗濯物を取り込みに来るのでは?と心配になるからです。
私、ズボラ主婦なので常にリビングは綺麗なわけじゃないんです。だから、私たち夫婦がいないときに「子世帯スペースに入ってきてほしくない」ってのが本音。
でも、これは私の勝手な感情なだけで、



洗濯ものを取り込んでもらえて助かる!



突然の雨も気にしなくていいのは、同居のメリット!
と感じる人もいるから、人それぞれだと思います。
ただ、私は「散らかったリビングを義両親に見られたくない」方が勝つタイプ。「取り込んでくれてありがとう!」なんて思える嫁になりたいものだけど、ズボラだから無理無理。
ということで、完全に晴天の時以外、外出時は洗濯物を外では干さないことに決めました。
お掃除ロボット
新しいお家になったら毎日ルンバで綺麗を保つぞ~!なんてはりきっていた私はどこへやら。いまではすっかりルンバにほこりが積もっています。←本末転倒
二世帯住宅を建てる時には、ルンバ置き場も作ってこれでお掃除がラクになるはずだったのに、これは大誤算でした。
では、なぜお掃除ロボットを使わないのか?というと、二世帯住宅ならでは理由だったんですよね。
- 思ったよりもお掃除ロボットの音が大きかった
- 義両親は日中も在宅なので、2階でルンバを使うとうるさい
- お掃除ロボットがエラーで止まらなかったとき、お義母さんが私たちのリビングに入ってきていた。
お掃除ロボットって「不在時に勝手に掃除してくれる」ってのがメリットなんだけど、二世帯住宅だから私たちが不在でも、日中は義両親がいることが多いのです。二世帯住宅は単世帯とは違って「不在時間」が少ないんですよね。
だから、外出中にお掃除ロボットをしたくても、在宅している1階の義両親はうるさいという流れなわけです。日中はお義母さんのお友だちが来ることも多いので、二階からガタガタと音がしているのも落ち着かないだろうなぁと。
あと、ルンバを使わなくなった最大の理由は、ある日ルンバがエラーで止まらずに、お義母さんが誰もいないリビングに入ってきたことでした。
ずっと止まらないルンバを止めに来たお義母さんは、全然悪くないんだけれど・・・。
- 流しに置きっぱなしの食器を見られたくない
- リビングの散らかりを見てほしくない
こんな、ズボラ主婦ならでは問題で、私はどんな理由であり不在時に子世帯エリアに来てほしくないわけです。
だったらもう外出時にルンバするのやめた方がいいなと思い、わが家のルンバは埃をかぶる運命となってのでした。
新築のときに夢が膨らむお掃除ロボット。
出前
同居を開始する前は、ピザとか結構頼んでいたわが家。
でも、二世帯住宅を開始してから出前を取らなくなりました。
キッチンも別だから、食事を一緒にするわけじゃないんだけどね。
出前をやめた理由はいくつかありました。
- 玄関が一緒だから、義両親にバレる
- 子世帯だけで頼みづらい
- おすそ分けを考えないと?
- 一緒に食べます?って気を遣うのが面倒
- おすそ分けや、一緒に食べると金額が上がってしまう
玄関共有タイプの二世帯住宅なので、義両親にバレずに出前を取ることは不可能なわけです。
まぁ、バレたところで何か言ってくる義両親じゃないからいいんだけど。なんかおすそ分けしないと?って気を使っちゃって。でも、おすそ分けや義両親の分も注文するほど家計の余裕もない。



本当はピザとか出前とか頼みたいんだけどね・・・。同居開始から一切出前・デリバリーは取らなくなりました。
ストレスを感じるかは自分次第
ここまで私が二世帯住宅に住んで感じたストレスや諦めたことを紹介してきました。今回紹介したストレスは、本当に小さなものばかりです。
今回書き出してわかったことは、
- 完全同居じゃないんだから、自由が欲しい
- 完全同居じゃないんだから、気兼ねなく生活したい
- お義母さんの手間、しっかり生活しないと
- 良い嫁を演じたい
- ズボラな素性がバレたくない
こういった感情からくるストレスや諦めなんだなと。
別居では感じないストレスや諦めもあります。逆に完全同居のような覚悟がないから感じるストレスもあります。二世帯住宅は同居と別居のはざまにいる生活なのです。
それを自分の中でどう折り合いをつけていくのか?というのが二世帯同居嫁の試練です。
ぜひ、二世帯住宅に住むことを考えている人は、今回の記事を参考に、自分がどんなことを我慢するのか?をシュミレーションをし、心の整理をつけておきましょう。それが、嫁が二世帯住宅を快適に過ごすカギとなりますよ。