二世帯住宅を建てるけど、お風呂は別にしようか?せめて2階にシャワールームを作ろうか?と、あなたは悩んでいませんか?
「お風呂」を分けるかは、二世帯住宅を快適に過ごせるかの重要ポイントが、結論から言うと、二世帯住宅なら絶対にお風呂を分けるべきです。はっきりいって「2階(子世帯)にシャワールーム」でさえもストレスの原因になります。
実際に私は、義両親とお風呂が別の2世帯住宅に住んでいますが、「お風呂共有」や「2階にシャワールーム」だったらと考えるだけでゾッとするくらい、お風呂別は快適!!
そこで今回は、なぜ「お風呂共有」と「2階にシャワールーム」が良くないのか、嫁の立場で紹介してきます。

二世帯住宅を建ててから後悔しても遅いです!建てる前に、しっかりと考えましょう!!
「お風呂共有+シャワールーム」の11個のデメリット
お風呂を共有する場合、11個のデメリットがあります。(11個もあるなんて書いていて自分でも驚きました。)
2階にシャワールームを作った場合もお風呂は共有なので、同様のデメリットがあるので注意しましょう。
では、それぞれ解説していきます。
義両親の後に湯舟につかりたくない
単純に、義両親が入った後にあなたは湯舟につかれますか?
私はかなり抵抗がありました。義両親は良い人なんですけどね。やはりそれとこれとは別です。義両親が入った湯舟に入ることに抵抗がある人は、絶対に「お風呂の共有」はやめましょう。
毎日コミュニケーションをとらなくてはいけない
我が家は、「お風呂は別」の二世帯住宅です。子世帯のスペースだけで生活ができるので、義両親に会わない日が沢山あります。でもお風呂が一緒の場合は、お風呂に関してコミュニケーションを毎日とる必要があるわけです。
二世帯住宅がうまくいく最大の秘訣は「無駄な交流を避けること」です。
「お風呂」は毎日のこと。日々コミュニケーションをとる必要があるのは、長期的に見てトラブルの原因になりやすいです。
お風呂が癒しの場所ではなくなる
お風呂はくつろぎスペースでもあります。しかし、義両親とお風呂を一緒にすることで、残念ながら癒し効果が半減されるのです。
お風呂に入る順番問題や、早く上がらなくてはというストレス。嫁としては無意識にプレッシャーを感じるものです。
自分の家のお風呂なのにくつろげないなんて悲しすぎますよね。
好きな時間に入れない
一人暮らしではない限り、お風呂に好きな時間には入れないのはわかってはいますが、義両親と一緒となると、余計に自分の好きな時間に入れません。
- 順番に入らなければいけない
- 子どもと公園から帰ってすぐ入りづらい
- このテレビを見てから・・・としづらい
- 深夜に入らづらい
- 朝入りづらい
- 感覚を開けずに入らないともったいないといわれる
自分の家なのに、好きな時間にお風呂に入れないって切ないですよね。
夜遅くに入りづらい
嫁だって飲んで遅くに帰ってくることだってあります。子どもっだって大きくなれば、遅くに帰ってくることが増えていきます。
単純に、義両親が寝たあとに、1階のお風呂には入りづらいものです。
誰かが入浴中に洗面所を使えない
お風呂と洗面脱衣所はつながっていることが多いです。
義両親がお風呂に入っているときは、洗面所が使えなくなります。逆に、自分が入っているときに義両親に洗面所を使われたら、とても嫌ですよね。
お風呂を共有することで、洗面所も自由に使えなくなるということなのです。
子どもが小さいときに裸でいられない
子どもが小さいころは、自分の着替えを後回しにして子どもの体を拭いたり着替えさせたりしますよね。脱衣所やリビングでしばらく裸・・・なんてことは、小さい子を育てている時は当たり前。
赤ちゃんの場合、脱衣所ではなく部屋で着替えさせるのが一番楽です。それなのに、義両親とお風呂を共有してしまっては、自分が裸でいることは不可能なのです。
子どもをお風呂に入れるときでも、自分の着替えを後回しにできないのはつらいことです。
予洗いをしづらい
子どもがいると、おもらし・おねしょ・泥汚れ・嘔吐物など予洗いが必要なこと多いです。シーツなど大物もありお風呂場で洗いたいときに、1階まで行く必要があります。
1階まで行くという「手間」もありますが、それ以上に予洗いの時に「どうしたの?」と義両親に聞かれることがストレス。
お風呂が別なら、いちいち義両親に聞かれることもありません。
お風呂いつ?だれが?掃除する?
お風呂が一緒の場合、お風呂の掃除を「誰が」「いつ」するのか?問題が出てきます。
同居前にしっかりと決めておくと安心ですが、決めていても「なんで私だけが?」という負の感情を持つ(持たれる)場合もあります。掃除のやり方で嫌味を言われる可能性もあります。
ただでさえ二世帯住宅はストレスやトラブルが起きやすい環境です。お風呂掃除は毎日のことなので、接点のない「お風呂別」がおすすめなのです。
シャンプーや洗剤など補充問題
ボディーソープ・シャンプー・洗剤など消耗品を「いつ」「誰が」購入するのか・補充するのかも地味に需要です。
掃除と同じく、こういう小さな問題が大きなストレスやトラブルに発展するもの。二世帯住宅は極力トラブルのもとを断つことが重要です。
シャンプーなど使いたいものを使いづらい
ボディーソープやシャンプーなど、どこまで消耗品を義両親と共有するか問題が出てきます。
義両親と一緒のものを使わなくても文句を言われる筋合いはないのですが、それでも言ってくる(思っている)義両親もいるわけです。
- 自分たちと一緒はいやなのか?
- そんな高いものを使ってもったいない
嫁としてはどう思われていようが自分の使いたいものを使うのがベスト。なによりも、お風呂が別ならまったく気にすることもありません。
二世帯住宅の「2階シャワールーム」もダメな理由
ここまで「お風呂が共有」の場合のデメリットを紹介してきました。そこで出てくるのが「だったら2階にシャワールームを作ればいい」という案です。
シャワールームを作る理由で多いのは下記のとおりです。
シャワールームを作る理由
・お風呂をふたつ作るのはお金がかかる
・シャワールームならお風呂より安い
・シャワールームならお風呂より必要面積が少ない
・お風呂はむりでもせめてシャワールームをつくっておきたい
金銭面・面積面などを考えるてシャワールームを作る人が多いです。実際に二世帯住宅に住んでいる嫁として言えることは「シャワールームは作らない方がいい!」ということです。
その理由を紹介していきます。
自分がみじめになる
シャワールームを使っていると、初めは快適に感じるかもしれません。ですが、お風呂は毎日のことです。だんだんと自由にお風呂に入れないことに「みじめ」に感じる場合があります。
- なぜ好きな時にお風呂を使えないのか
- なぜ自分の家なのに湯舟につからずにシャワー浴びてるんだろうか
- なぜ義両親に気兼ねしてシャワーを使っているのだろうか
子世帯にシャワー室のみ作った私の友人の話ですが、「ちょっと精神的に弱っている時には、お風呂に自由に入れない事が切なくなる」といっていました。子どもと夫は1階のお風呂で湯舟に使っているのに、自分は小さなシャワールームに入っている。
この状況が自分の家なのに自分の家ではない感じだと。自分がみじめになると。
私はこの話を聞いていたので、「絶対にお風呂は別にしよう!」と心に決めてお風呂別の二世帯住宅を建てました。
毎日義両親とコミュニケーションが必要
「今日はお風呂を使うのか?」それとも「今日はシャワールームをつかうのか?」と、結局シャワールームがあることで、義両親と連絡を毎日取らないといけません。こういう日々の積み重ねがストレスになるんですよね。
曜日で決めるとか、夜遅く帰ってきたときだけシャワールームを使うなど、シャワールームを割り切って使う方法がストレスなく済みます。
なによりもストレスがないのはお風呂を別にすることなので、シャワールームはおすすめしないのです。
「お風呂共有」「シャワールーム」のメリットとは?
嫁の立場でお風呂を別にすることを推奨している私がですが、「お風呂の共有」や「シャワールーム」にも当然メリットはあります。
では、4つのメリットを紹介します。
建築費用が抑えられる
一番大きなメリットは、建築費用が少なくて済むということです。
お風呂共有 → 単世帯と同じ費用
シャワールームを設置 → 40万~70万追加
お風呂を分ける → 70万~120万の追加
お風呂を分けた方が良いと言うのは簡単ですが、追加料金は決して安くありません。
ただ、実際に二世帯住宅に暮らしている私が思うのは、部屋を小さくしたりしてでも、お風呂を分けた方が快適に暮らせるということです。
嫁の立場だからこそ、お金で買える快適さを手に入れてほしいです。
必要な面積が減る
当然ですが、お風呂をひとつにすることで必要面積が減ります。
- 2階の必要坪数は減って価格が抑えられる
- お風呂がない分、2階で使える広さが増える
お風呂を共有することで2階で使える面積に自由度が増すことがメリットです。
ただし、私は「部屋を小さくしてでも二階にお風呂を作った方が良い」と思っています。
水道代が抑えられる
お風呂がふたつあれば、単純にお風呂に使う水道が倍になります。初期費用とは違い、水道代は毎日発生する費用なのでこの差は大きいです。
水道代という生活費が抑えられるのは、お風呂を共有する最大のメリットとなります。
お風呂を別にした我が家の場合、子世帯である私の対策はふたつあります。
- 夏場はシャワーだけにする
- 湯舟の量を少なめにする
気休めな部分もありますが、こうやってお風呂を分けたデメリットを少しでも解消させています。
家族で顔を合わせられる
せっかく二世帯住宅を建てたんだから、まったく義両親と交流をしないのもさみしいものです。(嫌な義両親なら話が別ですが)
お風呂とキッチンを分けることで、お互いの世帯ごとで生活することが可能になります。そうすると、義両親が突撃してきたりしない限り、意識しないと交流をする機会がありません。(突撃されるのは絶対嫌ですが)
良い関係を保っている二世帯住宅なら、「お風呂」という毎日の行動で少なからず交流をすることは決して悪いことではないです。
ただ、二世帯住宅は住んでみないとうまく行くか分からないので、嫁としてはある程度の覚悟が必要です。
「お風呂別」の快適さを上回ることはできない
ここまで、「お風呂共有」「シャワールームの設置」についてメリットデメリットを書いてきました。嫁として言いたいのは、お風呂を分けることの快適さは「お風呂共有」や「2階のシャワールーム」のメリットでは勝つことができないということです。
むしろ、嫁の立場ならお風呂を分けることはメリットしかありません。とはいえ、費用が掛かることから「お風呂ぐらい一緒でいいでしょ」と考えてしまう気持ちも分かります。(実際に私も初めはそう思っていました)でも、

お風呂問題は、嫁姑問題に直結するので、お風呂は別にすることをおすすめします!
ぜひ、今回の記事を参考に「お風呂別」の快適さを手に入れましょう!


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