マイホームの建築現場で働いてくれる大工さん。工期に遅れがないように日々頑張ってくださる姿に、施主として感謝しかありませんよね。そんな大工さんへの感謝の気持ちを伝えるためにも、差し入れを持っていきたいと思っていませんか?
でも、大工さんへ差し入れの経験はないしどうしたらいいの?と悩んでしまうもの。私もマイホームを建築したときに悩みました。
そこで今回は、施主を経験して分かった大工さんへの差し入れのタイミグンや差し入れは何がいいのか?をお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。
こんな人におすすめ
・差し入れをするべきか迷っている
・いつ、どうやって持っていくか悩んでいる
・差し入れは何がいいのか悩んでいる
大工さんへの差し入れは何がいいのか?おすすめの5種類
何よりも気になるのが、「大工さんへの差し入れは何がいいんだろう?」ということですよね。
わたしが施主として差し入れをしたときに感じた、おすすめの5種類を紹介します。
お菓子
差し入れの定番といえば「お菓子」です。
種類としては高級なお菓子を用意するというよりも、スーパーで売っているお菓子で大丈夫です。
- クッキーなど洋風なお菓子
- チョコレート菓子(夏以外)
- 和菓子
- おせんべい
「甘いもの」「しょっぱいもの」「和菓子」「洋菓子」といろいろなタイプを用意しましょう。

バラエティーパックはひと袋でいろいろな味が楽しめるのでいいですね。
また、差し入れに何度も行けないときや、建築初日・最終日などに少しかしこまったお菓子をあげるのもいいですね。
こんな感じに、缶にはいった個装のおせんべいはおすすめです。「もち吉」は、お手頃価格なのに缶にはいったものがたくさんあります。ぜひ参考にしてみてください。
そして、避けるべきお菓子もあるので注意しましょう。
差し入れに不向きなお菓子
- ポテトチップスなど手が汚れるもの
- 個装になっていないもの
- 夏場のチョコレート菓子
- アイスなど溶けてしまうもの
とにかく、個装は絶対!です。
個装なら、
- 複数の大工さんで分けやすい
- 次の日に持ち越せる
- 家に持って帰ることができる
こんなふうに、個装にはメリットがあります。

「お菓子は個装をもっていく」これだけは守って持っていきましょう!
飲み物
飲み物も大工さんへの差し入れとして王道です。飲み物といっても種類はいろいろあるのでご紹介します。
差し入れに持っていきたい飲み物
- 緑茶
- 麦茶
- ほうじ茶
- コーヒー(無糖・ミルクのみ・ミルク砂糖入り)
- スポーツドリンク(夏)
- スティックタイプのコーヒー(冬)
- ティーパックのお茶(冬)
缶よりも飲み切らなくてよいペットボトルが親切です。はじめは大工さんの好みがわからないので、いろいろな種類を持っていくと安心です。
我が家の場合
わが家は秋から冬にかけて建築をしましたところ、大工さんはポットとコップを持参してスティックタイプのコーヒーやミルクティを飲んでいることが分かりました。冬場の建築にはスティックタイプという手もあったのか!とびっくり。差し入れに持っていたら喜ばれました。
大工さんの差し入れでスティックタイプやティーパックなど思いつきもしなかったので、施主になって初めて気づいた出来事でした。
「飲み物」とひとことでいっても沢山ありますが、一番ハズレがない差し入れは飲み物です。

大工さんへの差し入れは何がいいかと迷ったら、とりあえず飲み物をたくさんもっていきましょう。
大工さんに聞く・偵察して選ぶ
食の好みはひとそれぞれ。
差し入れに悩むくらいなら大工さんに直接好みを聞くのが一番確実です。見学に何度いって大工さんと話せるようになったら直接大工さんに聞いてみるといいでしょう。
とはいえ、直接大工さんに聞きづらい場合もあります。そんな時は偵察するという手もあるのです。
聞き方・偵察方法を3つ紹介します。
大工さんへの聞き方・偵察方法
- 単刀直入に「差し入れ何がいいですか」と聞く
- 「明日、温かい飲み物もってきますが、コーヒーの甘いのとブラック、お茶どれがいいですか?」と直接好みを聞く
- 休憩時間中に行って、大工さんが食べているものをチェックする
- 建築現場にストックしてあるものをチェックする
一番ハードルが低いのが、直接大工さんに聞かなくていいストックをみる方法です。
我が家の大工さんは飲み物とお菓子を建築中の家の中にストックしていたのでそれを偵察していました。しかしストックを置いていない場合は無理なので、その場合は、直接聞くか休憩中に偵察しましょう。

ぜひ大工さんの好みをチェックして、大工さん好みの差し入れをしたいものですよね。
塩分補充ができるもの
夏場の作業は暑さで熱中症が心配されます。あなたの建築現場で熱中症の方が出ないようにしたいものですよね。
だからこそ、塩分補給ができるものを差し入れると良いでしょう。
熱中症対策の差し入れ
- 飴
- タブレット
- スポーツドリンク
- ゼリー
おつまみ
建築現場に仕事帰りに顔だす場合、あえて休憩中に食べるものではなく、家に帰ってから食べてもらう差し入れももあります。
帰宅時間に渡したい差し入れ
- 乾きもの
- 休憩でも食べられてつまみにもなるお菓子
- お酒
お酒好きな大工さんなら喜ばれること間違いなしです。
ただ、お酒をのむのかや年齢によっても喜ばれるものが変わってきます。日ごろから建築現場に足を運んで大工さんと仲良くなってから選ぶと迷わないです。
ぜひ、大工さんと仲良くなってお酒の好みなどを聞いちゃいましょう!
大工さんへの差し入れの頻度
見学の頻度は人それぞれです。今住んでいる家との距離や仕事や子育てなど環境によって、見学に行ける回数は変わってきます。極端な話、毎日見学に行く人もいるわけです。(私はほぼ毎日行っていました。)だからといって、毎日差し入れを持っていくのは大工さんも気を使っちゃいますよね。
結論から言うと、見学時に必ず差し入れをする必要はありません。
- 見学と差し入れの頻度
- ・毎日行く → 数日に1回
・月に1~2回行く → その都度
・ほぼ行けない → 1回で大量に渡す
このくらいの頻度が、施主のあなたも大工さんも負担が少ない頻度です。ルールがないのが難しいところですが、
- 大工さんの人柄
- 大工さんとあなたとの関係性
- 自分が見学に行ける頻度
これらを考慮して、負担のない頻度で差し入れをしましょう。

見学=差し入れではありません。
見学は施主にとってメリットがたくさんです。差し入れがない日でも気兼ねなく見学に行くことをおすすめします!
見学に行くことのメリットは、良い家を建てたいなら建築中に見学に行こう!5つの得することで紹介しています。見学は何度いっても損はないので、差し入れに関係なくどんどん見学に行きましょう!

大工さんに差し入れするタイミングはいつ?
次に、差し入れはどのタイミングで持っていくがベストなのでしょうか。
結論からいうと差し入れに決められた時間はありません。施主になってわかった差し入れのタイミングを3つ紹介します。
好きな時間に持っていく
タイミングにとらわれることなく、差し入れは自分の好きな時間に持っていくのが一番現実的です。
好きな時間に持っていくことには、メリットは2つあります。
- 休憩時間に合わせて持っていくことにより、大工さんが食べたくなくても気を使って食べてしまうことを避けられる。
- 休憩時間に毎回合わせる必要ないので、施主の精神的・時間的に負担が減る。
頻度にもよりますが、毎回休憩時間に合わせて持っていくのは大工さんも気を使うかなと心配しました。「今は食べたくないのに差し入れされたから気を使って食べた」となってほしくないなと。
また、施主側も働いていたり子育て中などで時間に余裕がないことが多いですよね。だから、結局は自分の都合のよい時間に行けばいいわけです。
私が好きな時間に持ってくことで、気をつけたポイントは3つです。
で気をつけたこと
- 休憩時間にとらわれない
- 毎回決まった時間にしない
- 結局は自分の都合に合わせる
決まった時間に持っていくのは施主側も気負いして疲れてしまいます。そんなに深く考えずに、自分のペースで好きな時に持っていくとよいでしょう。

私は休憩前に持っていかない代わりに「休憩の時に食べてくださいね」と伝えるのを心掛けました!
小休憩より少し前に持っていく
大工さんは、お昼休み以外にも小休憩を取っています。
- 大工さんの休憩時間
- ・10時(15分~30分の小休憩)
・12時(1時間の昼休み)
・15時(15~30分の小休憩)
10時と15時の小休憩時にお菓子やお茶を飲んでいることが多いので、その時間の少し前持っていく方法があります。
休憩に合わせて持っていくことで、温かいものは温かいうちに、冷たいものは冷たいうちに食べてもらえます。
ただ、注意したいのがその日の作業状況によって小休憩のタイミングが前後することです。温かさ・冷たさが持続するように、クーラーボックスや保温バックなどに入れて渡すと親切です。

クーラーボックスなどは「(夕方や明日)取りに来るので、外に出しておいてください。」
と、ひとこと伝えましょう!
クーラボックスは自宅でも使えるので用意してみては?
お昼休憩は避けるべき
大工さんの一番長い休憩は12時のお昼休みですが、お昼休みは大工さんは車中で仮眠をとっている場合が多いので差し入れは避けるべきです。特にお昼休憩の後半(12:30~13:00)はなるべく避けてましょう。

大工さんの仮眠は、事故防止のためにもとっても大切です。仮眠を妨げないようしたいですね。
大工さんへの最大の差し入れは「気持ち」
今回は、大工さんへの差し入れのタイミグや、おすすめの差し入れを紹介してきました。
人生において、建築現場で大工さんへの差し入れをするということは何回も経験することではありません。だから差し入れは何がいいのか悩んでしまうのは当然のことです。
記事内でも「差し入れに正解はない」と言いましたが、今回の記事が大工さんへの差し入れに参考になったら嬉しいです。
でも私が一番思うのは、大工さんへの最大の差し入れは「あなたの気持ち」なんだと思います。どんな差し入れでも「建築してくれてありがとう」の感謝を込めて渡すことが一番大切ですよね。
マイホームが形になっていく姿は、ホントに貴重な時間です。ぜひ、今回の記事を参考に、我が家を作ってくださる大工さんに感謝の気持ちを込めて、差し入れをしてみましょう。
